大学入試制度を抜本的に改革する

　昨今、新聞紙上をにぎわせるフレーズ。センター試験に変わって新しい大学入試のやり方に変わることが、すでに発表されています。

この制度は、2020年度、つまり今の中学1年生から完全に採用されます。さらに、早ければ今の中学3年生が高校3年生になったときにプレテストが実施されます。

「なんだ、5年も先の話だ。」

そのように思われるかもしれません。しかし、ここで重大な事実に気づかなければなりません。

大学入試よりも先に、高校入試の改革が始まることを。

　現に、広島県の昨年度の公立入試では、社会は前年から 5 点以上平均点が下がり、理科は 5教科の中で最低の平均点になりました。その理由は、理科と社会に「考えて説明する問題」が増加した、つまり『「理科・社会＝暗記」という図式が崩壊したから』。

では、なぜこのような崩壊現象が起きてしまったのか。これは明らかに

5年後の大学入試改革を見据えた措置

なのです。

大学入試改革の最大の目玉は、「記述式による解答」。つまり、考えたことを自分の言葉できちんと説明すること。このことを考えると、今の「理科と社会に暗記が通用しないタイプの問題」の傾向が続くことは容易に想像できます。しかもこれは、直前に押し込めるものではありません。　　　　この「記述式による解答」を念頭に置いての学習を進めなければなりません。

今すぐ行動して、一緒に志望校合格を勝ち取りましょう！