私の勉強法 いくえい塾

いくえい塾の先生に、自分がこれまでした勉強方法を紹介してもらいました。
100人いれば100通りの勉強方法があります。
参考にできるところがあれば、取り入れてみるとよいですよ。




森脇智雄先生 私の勉強法

短期間集中で一気に上る!
ジェット機が目的地へ行く時、巡航高度に上がるまでにその燃料の3分の1を使うという話を聞いたことがある。その距離は目的地までの距離に比べるとはるかに短いが一気に上がることの大切さを物語る例として社会人セミナーなどで使われるたとえ話です。
無意識ではあるが、短期間で一気に上がるということを実践した例を2つ。

①教科書をしっかり読み込んで根本理解
高校入学の数日後、父親が担任に呼ばれ
「森脇くんの入試の成績は最下位に近いが、コツコツと勉強を続ければ必ず中3の夏くらいには芽が出るから諦めないよう伝えて下さい。」と言われた。
ほぼビリなのは予想していた通り!
5月中旬、中間試験の順位が8位!
その時の担任の言葉が、「もう芽が出始めている」(^^)/

おバカなのは自分が一番分かっていたから、卒業前に中学校の先生たちに高校入学後の勉強法を聞いていた。
「予習は必ずすること。復習は同じ問題を3回繰り返す。教科書は毎日3回暗記するほど読め!」
失うものなど何もない人間って強いよね。
クラブにも入って、おしっこに血がまじる程のキツイ練習。でも毎夜毎夜4時間かけてこの作業の繰り返し。はい、地獄でした。

が、おかげでいきなりのトップテン入り!
みんなから「森脇って本当はえらい!」って見られる。
すぐに「あれ、こんなもん?」「俺ってイケてるんじゃない?」「結構ちょろいんじゃない」なんて調子のりまくり。
これが良かったね。
だってこの経験で得た一番の財産が、「俺、やればできる!」っていう自己肯定感!と楽観的な視点!
必ず結果はついてくるって、入学直後に分かったわけだから、後はやるだけだしやることも分かっている。
教科書を理解するということは、根本理解ができているということだから、公式の丸暗記なんかよりはるかに問題が解ける。
だって公式なんか覚えてなくてもその場でパパッと作れちゃうわけだから。

と、いかにも簡単そうに言うけれど、実はこれが大変だったのよ。
それまでの人生で本なんて読んだことがない。おバカだから。
そんな人間がいきなり教科書を理解しようとしても、何が書いてあるのかチンプンカンプン状態。たった2行を理解するのに、何度も前を見返して1時間くらいかかってしまうことなんてザラにある。もう気の遠くなるような作業でしょ。
でも次のテストで点数落としたら、「やっぱりあれはマグレだね」って思われるでしょ。考えただけでも目から血が出るほど悔しい。だからテストの後も地獄の自主特訓を繰り返すわけですよ。おしっこに血を混ぜながら(-_-;)

そして得た財産パートⅡ、「人間の順応力ってすごい!」
いくらキツイ練習をしてもおしっこはだんだん透明になり、それに比例するかのごとく頭はだんだん澄んでくる。
そして短期間で一気に上りきることでグウタラ怠け者の自分を作り変えることができた。友達から質問されることも多くなりそれに答えるうちにより理解がすすむようになった。

とまあ苦労すればそれなりに得るものも大きいけど、なるべく苦労はしたくないでしょ。
そもそも高校の教科書なんて生徒に分からす為のものじゃなくて、教える時のガイドブックのようなものだから、普通の生徒でも理解するにはそれなりに時間がかかるわけですよ。
とはいえ、教科書の理解は大切。
だからお勧めとしては、学校の授業前に塾で教科書を教えてもらうこと。当然、教科書の問題は全部解いておくこと。すると、それが予習になるから、学校で習う時に理解不足な部分を補う。すると早くから学校で与えられている問題集や参考書をやり込むことが可能になって時間的な余裕もできる。問題集などで分からない問題に出会ったらその都度教科書に戻る。そして再度教えてもらう。
コツがつかめるまで塾の先生に助けてもらうのです。

ただスマホいじってる時間やテレビドラマ見ている時間なんかないこと分かるよね!




陶山穣先生 私の勉強法

〇中学校の英語

教科書の本文を全部暗唱していた。
英語を耳から入る人たちにとっては、細かい文法事項をロジックで理解しなくても、
何となくわかることが多くなる。
(国語の現代文が何となくで解ける人、読書量が多いのと近い関係があるかも)
当時は定期テストに本文がそのまま出ていたが、最近のテストには本文がそのまま出ることは少ないので、定期テストの勉強に関しては、効果は薄いかも。


〇受験期の勉強~時間と場所を固定する

高3のゴールデンウィーク明けから、朝7時から夜7時まで高校に行って勉強。(土日も含む)当時は久留米市内で2番目に新しくついた教室のエアコンを勝手につけて自習していた。(勝手につけてはいけなかったものの、担任が黙認してくれていたらしいと卒業後に聞きました)
家に着くと9時から12時まで予習や課題等を片付け、12時には就寝。次の日6時には起きて……を約200日程度続けました。(3日だけさぼりました(笑))

自分が集中できると思える場所であれば曜日ごとに違っていてもOK。自分にとってそれがどこなのかが分かっていればいいと思います。(塾に来たら集中できるっていう声も中学生・高校生・大学生からよく聞きますよ☆)


〇留学から帰ってきてからの語学力維持

大学2年の前期にイギリスに行き、語学力は格段に伸びたものの、帰ってきて英語に触れる機会が少なくなるとそれを維持、向上できなくなる危惧があった。
そこで、アメリカのドラマのDVDを繰り返し見ながらシャドーイングしていた。(220話分くらい。そのうち序盤のストーリーは覚え始めた(笑))単純に話が面白く好きだったので、飽きることなく続けることが出来た。

ちなみに、「英語の勉強ってどうしたらいいですか」って聞かれたときに答えるのが「大好きな洋画・ドラマを見つけてください。」





川端崇先生 私の勉強法


私の勉強法は、一言でいうと「次につなげるための準備をする」です。
具体的に言うと、問題を解きながら、これは大丈夫だという問題には「レ」のチェックを入れ、反対に、全く解けない、または自信のなかった問題については「〇」をつけるやり方です。
ポイントは「問題を解きながら」それを行うことにあります。自分の解いた跡を残さずに解くと、もう一回やる際に、最初から同じ問題を解くことになります。時間は限られていますから、それは有効な方法ではありません。一度印をつけておくと、私の場合は「〇」すなわち、全く解けない、または自信のなかった問題を優先的に取り組むことができます。すると、前はどこでつまづいていたかを確認することができ、自分の達成度を把握することができます。
これは、テストや模試の時でも同じです。実際のテストで印をつけながら解くと、終了時点で「一番最初に復習する問題」がどれであるかがすぐにわかります。あとは、理解できるまで調べたり、わかる人に聞くことをして定着させる、の繰り返しです。
このやり方で、入試を迎えました。自分の持っていた問題集はチェックだらけになっていました。ですが、この解いた跡が「自分はここまでやってきたのだから大丈夫」という当日の自信や安心感につながったと思います。




石本記久先生 私の勉強法

皆さん、ラーニングピラミッドをご存じですか?それによれば、講義5%、読書10%、グループ討論50%、他人に教える90%です。これは、学習してから半年後の定着率で、先生の話を聞くだけだと定着率が極めて低いことを示唆しています。
 そこで、私は演習を重視します。いくえい塾の授業は基本的に予習ですから、当然講義から始まります。そして、なるべく早期に演習をやります。そして、不正解の問題のみを見直し解説します。そして、本当に理解できたかどうかを再度の演習で検証します。
 これを繰り返していく中で、自分の学習成果が蓄積されていくのを実感でき、達成感と自己肯定感を手に入れることができます。それが、次への学習、また自宅学習への動機づけとなります。
 さらに、やるべきことを常に把握し、優先順位をつけ、プライベートも含めた自己のスケジュールに位置付けていくことが可能になってきます。
 結果的に学力は向上していきます。そしてそれは「苦しい学習の成果」ではなく、「充実した生活の一部」なのです。





三谷耕司先生 私の勉強方法の紹介

私は小学生の頃に一生懸命勉強した記憶はない。勉強は後回し、できればやりたくないと思っていたし、実際宿題をやらずに行って放課後残されて二百字帳を嫌々書かされたことも数え切れません。中学生の時は部活メインで勉強は最低限のことだけでした。部活を引退して中3の夏期講習会から初めての塾通い、受験までは塾のカリキュラムに従って何とかついていった感じです。高校生になって初めて自発的に勉強するようになり、効率よく勉強する方法をいろいろ試し、それなりに自分に合った方法が見つかったと思います。その中のいくつかを挙げてみますので参考にしてみてください。

【暗記系の勉強法】
今も昔も英語が苦手(嫌いと言ってもよい)です。それでも単語だけは完璧に覚える努力をしました。塾ではターゲット1900の単語テストが週2回20個ずつのペースでありました。この単語テストだけは毎回満点でクリアしました。暗記の方法は
① 単語を発音して意味を音読、要は口で言えるようにする。
② 綴りを繰り返し書く。目と手で覚える。
③ 自分でテストをしてみる。(No1~20の順番)
④ ③の逆順でテストをする。(No20~1の順番)
当たり前のことですが、①~④を繰り返せば単語は暗記できます。英単語に限らず何かを暗記するときはこのやり方で覚えていました。

【計算・論理系の勉強法】
 理系科目(特に数学・化学)は好きでした。とにかく問題をたくさん解くのが基本です。そのための時短の仕方は、無駄に長時間悩まないことでした。解けない問題は素直に降参して解説を理解することに時間を割きました。解説の中で理解できないところは先生に聞いていました。解法を理解したうえでその問題を解き直し、さらに1週間後にもう1度同じ問題を解いてみる。このやり方で悩む時間を減らして、できる問題を増やし自信をつけることができたと思います。

【理解を深める方法】
 友達と一緒に勉強してお互いに教え合うことをしていました。自分で分かったつもりでも友達に教えようとするとうまく説明できないことがあります。これが大切で自分の理解が不十分だったことに気づき、もう1度考え直す機会が生まれます。また、友達に教えてもらうと自分とは違う切り口で考えた解法を聞けることがあります。理解を深めるには複数人で一緒に勉強することも良い方法だと思います。

最後に精神論ですが、覚えるまで・解けるまで頑張ることが大前提です。その上で最終確認として自分でテストをすることが結果を出すための最大のポイントだと思います。やりっぱなしはもったいないです。





古城理恵先生 自分自身,力のついた勉強法

サブノート作り
 中高,特に中学の理科で有効でした。テスト週間に問題を解く前に,学校のノート,教科書,参考書等を用いて自分の頭の中が整理できるようにノートをつくります。ある程度全体が理解できた上で問題に取り組むようにしました。このやり方だと,なぜか,どうしてかということも考えるので,テストだけでなくそのあともある程度内容を覚えておくことができます。また,ほかの単元でそのノートを活用することもできました。
 この方法は,小学校のときの友人の影響が大きいと思います。この友人は,活字のようなきれいな字を書き社会などのまとめがとても上手でした。今考えると,小学生とは思えないクオリティーでした。

・とことん考える,もしくは調べて問題を解く
理数はたくさんの問題を解かなくては力がつかないので,ある程度時間を切って答えを見て考えますが,時間をかけて考える問題もつくりました。これは自分で選んだ問題集や添削問題(通信添削,学校での添削)で行いました。何も見ずにとことん考える,もしくは答以外のものをできるだけ駆使して調べ,解答をつくるというものです。これにより,インプットしたものをどのようにアウトプットできるかという点が練習できたと思います。これも,理科の方が効果的で,数学はほどほどしかできませんでしたが…

・おまけ 添削
 これでよかったのは,他の人つまり別の目で内容をチェックしてもらったという点です。オーダーメイドの対応をしてもらったのはよかったです。

今回は,勉強法ということなのでこの2つを選びましたが,塾に通っていたことも大きかったと思います。中高別の塾でしたが,いずれも特に数学についていろいろな観点から問題を考えることを教えてもらいました。






山田里奈先生 一番力がついた勉強法

○ノート等の暗記
中学生高校生の頃は何よりも重要視していたのは暗記でした。テスト前は授業ノートを見返したり、単語帳を眺めたりして、覚え漏れのないように全てを完璧に覚える気持ちで勉強していました。私は習ったことを全て暗記しておけば100点が取れるという考えだったので、出来る限り全てを覚えようと心掛けていました。

○友達と点数勝負
中学高校生では友達と競うことも有効的でした。テスト終わりには何点取れたかを言い合って、負けた場合は「次は勝ちたい」と、次回のテストへのモチベーションが上がります。また、いい点数を取れた時はお互いに凄いと褒め合うことで、継続的にいい点数を取ろうと勉強に意欲的もなれるので良かったと思います。

○教科書を何度も読む←new!!
新たに大学生になってから発見した有効な勉強法が「教科書を読むこと」です。高校までの勉強と違い、大学の課題やテストはただ単語を暗記するだけでは対抗できません。なので、大学生がすべき勉強法は「単語の暗記」ではなく、「内容を完全に理解すること」です。自分の取ったノートや先生が作ったレジュメなどで勉強することも勿論有効ではあると思います。しかし、教科書は1冊として完成されて売られているだけあって、1冊読めばその分野の概要はほぼ把握できたと思えるほど詳細に書かれています。大学生が使うような教科書になると一回読んだだけでは何を言ってるのかよく分からない本もあると思いますが、内容が専門的なのだからそれは当たり前なので、理解できるまで何度も読むと良いと思います。これはインターネットの受け売りですが、7回読んだ本の内容はほぼ完璧に理解できるらしいです。私も流石に7周も1冊を読んだことはありませんが、本当っぽいなと私も今実践しながら思っているところなので、ぜひ皆さんもこの説が本当なのか実践して検証してみてください。

これらはあくまでも私がしていた勉強法であり、一例でしかないので、ぜひまだ時間に余裕があり、いろいろ試せる時期である学生達には、たくさんの勉強法を試してみてほしいと思います。





重田彩那先生 力の付いた勉強法

ただひたすらに問題を解く
中学の頃に行っていた勉強法です。教科書の問題を解くのはもちろんのこと、複数の問題集のテスト範囲の問題を一周ずつしていました。
一度やった問題は解き方を覚えてしまうので、課題の時とテスト前日以外には解かないようにしていました。
書く紙は手の届く範囲にある紙かノートにとるようにしていました。せっかく勉強に対する意欲が湧いていて熱中、集中できている環境を壊すのがとにかく嫌だったからです。
ただ、高校の問題集はあまり持っていなかったので、間違えたところを正解するまで解きなおし、日を開けて再度解きなおしていました。特に生物で効果が実感できました。
私は赤シートを使うのがとても苦手だったため、高校の英単語の記憶では英単語帳の端を日本語だけ見えるような形で折り、赤シートを使わなくても登下校中に確認しやすいようにしていました。

・同じ学年の人間と競う
中学の頃に、靴箱のところに貼られる総合得点のカードを見てクラスの中で一位になれるように対抗心を燃やしていました。
競えるような友達はいなかったので実際に各科目ごとの得点を共有しての競合はできませんでしたが、自分一人で対抗心を燃やし、向上心を持つことができるという点ではとても良かったように感じます。
高校の頃は、友達のうちの一人が非常に頭のいい天才肌の男だったので、その友達に追いつくことを目指して頑張っていました。
圧倒的な差で負けてばかりでしたが、勉強へのモチベーションの向上や目標設定においてはとてもありがたい存在でした。

・英語の曲を聴く
私は中学一年生の頃までリスニングがずば抜けて得意ということはあまりなかったのですが、中学二年生になってボーカロイドを知り、英語の曲にハマって一日中英語の曲をBGMにしていたら、気が付くとリスニングができるようになっていました。
リスニングテストや先生が話すときに出てくる英語はあまり曲の中には出てきませんが、曲の歌詞を理解しようと思うにつれて自然と早いBPMの曲の歌詞も聞き取れるようになっていました。
中学、高校、大学と、必ず一回以上は英語曲ブームが来るのですが、そのたびにリスニング力が向上しているなという実感を得ることができています。

私は気分にかなり左右されやすいと自覚しているので、極力気分が乗った時に一気に勉強して、気分があまり乗らない時は単語帳をぺらぺら眺める、という差が酷い勉強の仕方をしていました。
テスト週間はちゃんと勉強できていたので良かったのですが、このやり方のせいで定期テスト以外の週に三科目あった小テストはほぼ追試ばかりでした。皆さんはしないようにしてくださいね。




中家芽依先生 私のやった勉強方法

私は、高校生になってから勉強をする習慣が身につき始めました。そのきっかけは生物基礎の授業を聞いている時に楽しいと思って、生物基礎を勉強するようになり他教科も同時に勉強するようになりました。しかし、始めは思うようにはいきませんでした。そのため勉強方法を自分なりに模索した結果、自分あった勉強方法を見つけることができたました。
生物といった暗記科目は目で見て覚えるのではなく、問題を何度も解いた方が覚えることができたので赤シートを利用して暗記をしていました。また転写翻訳、森の形成、生物の進化といった流れがある項目は1つ1つの単語ではなく流れを辿りながら暗記していました。はたらく細胞といったアニメや漫画を利用して暗記するのもおすすめです。実際に、はたらく細胞の内容が大学入試に出ました。はたらく細胞は本当に見ていても面白しいし、勉強(特に生物)にも役立つのでぜひ見てみてください。
数学は高校1.2年の時は思うように結果を出すことが出来ませんでした。しかし、3年次は改めて理解することで成績を伸ばすことが出来ました。その時に復習を授業が終わったその日にすること、授業前に予習をすることが大事ということを実感しました。今でも、特に復習を大切にしています。
高校生になって中学生の時よりも勉強量がすごく増えたなと思ったので今まであまり勉強してこなかったので本当に辛かったことを今でも覚えています。でも、勉強をすることで出来なかったこと、今までわからなかったことを理解することができて嬉しかった思いもしました。始めは本当に少しの時間からでも良いと思うので、毎日学校の授業外に勉強をする習慣をつけたり、予習復習(特に復習)をすることをやっていったら実力が着いてきます。教科書をただペラペラと、読むだけでも良いと思います。勉強や復習の習慣を高校生で付けることができたので、今大学生になっても勉強をすること、復習をする習慣があるので習慣を付けていて良かったと感じる場面は多くあります。あくまで、これは私がやった勉強方法であってみんながみんな同じような勉強方法で身につくとは限らないので参考程度にして自分自身にあった勉強方法を見つけていってください。
始めはすぐに結果が出なくて辛いかもしれませんが諦めずに頑張ってください。